2011年2月26日-2月27日のレース結果

2回中山1日目/1回阪神1日目/2回小倉1日目

千葉S｜アーリントンC ｜大宰府特別

ジャクソン後方のまま見せ場なく13着　障害未勝利

　やや遅らせるようなスタートで後方から進めると、最初の飛越でややバタついて、やや縦長の展開を後方３番手。じっくり後方から進めていたが、飛越もあまりうまくなく、先頭集団がやり合う中、徐々に追走で手一杯に。最後は5秒以上離された13着でゴール。前走よりは大分形にはなってきたが、まだまだ障害での経験が必要。もともと気性的に抑えが利かないタイプで、それを無理に抑えているせいか、飛越も安定せず、最後もバタバタになる感じ。これなら思い切って逃げたほうが折り合えるか。

ダイボサツ勝負所で置かれ6着　3歳新馬

　2頭ともまずまずのスタートで、ダイボサツは積極的に前に行こうとして集団の内に入れ、テンニョは楽に前に行って2番手を追走。テンに速く縦長の展開になったが、２コーナーあたりからグッとペースが落ちてズブズブのスローな展開。極端に遅い流れになっても、ダイボサツは集団の内々６番手で折り合うと、縦長の馬群も徐々に詰まってきて一団に。３コーナーでテンニョが少し我慢できなくなった感じで逃げ馬に少し併せていくと、そこから徐々にペースが上がっていき、ダイボサツも動いて勝ち馬の直後の6番手で直線へ。直線、各馬が追い出して急にペースが速くなると、ダイボサツは対応できず、やや置かれてしまったが、坂を越えたところから行き脚がつくと、勝ち馬から0.9秒差の6着でゴール。テンニョは直線入り口で失速してしまい、勝ち馬から1.8秒差の11着。結果的には、両馬とも良く走ったほうで、全般的に仕上がり不足だった。テンニョは気のいい走りを見せてくれて、使って身が入ってくれば。ダイボサツは少し気後れする内容も、最後は力のあるところは見せてくれた。

吉田豊騎手（メジロダイボサツ6着）「まずはよくここまでこれたといった感じです。今日は初めての競馬で、ペースが一気に速くなったときについていけませんでした。このスローペースでも折り合っていたくらいだし、まだ母のメジロドーベルらしさはありませんね。それでも、マズマズの競馬をしてくれたし、暖かくなってきて馬も確実によくなってきています。体がガタっとこなければ、次はもっと良くなるでしょう。」（競馬ブックより）

アリエル自分の競馬ができず13着　4歳上500万下

　まずまずのスタートから押して押して先頭を伺う勢いだったか、ダートのせいかなかなかスピードが付かず、無理せず4番手に抑える展開。そうなると行く気をなくしたのか、ズルズルと下がってしまい、４コーナーで後方集団に。直線も全く伸びず、勝ち馬から2.4秒差の13着でゴール。勝ったことがあるといっても、さすがに慣れないダートでは結果が出せなかった。出走の条件は厳しいが、芝短距離で改めて。

ガストン勝ち星逃げてハナ差2着　甘木特別

　まずまずのスタートから行き脚をつけると４、５番手の好位。テンから速い流れも難なく追走すると、ペースが落ち着いた４コーナー手前では、馬群の中でやや行きたがるところを見せたものの、なんとか折り合って手応えよく直線へ。直線でうまく外に出して、残り200から追い出すと、ジワジワと伸びてきてゴール手前で先頭に立ったが、ゴール直前で黛騎手が腰を上げて抑えてしまい、クビ差の2着でゴール。黛騎手は油断騎乗で騎乗停止になるなど、迂闊な騎乗だった。使い込まれると悪いタイプなだけに、叩き2戦目の今回は勝たなければならないレースだった。

マリアン最後競り負けて4着同着　4歳上1000万下

　好スタートを決めると、外の馬を行かせて内々の３、４番手の競馬。逃げ馬が軽快に逃げて終始緩みない縦長の展開になると、勝負所に入って後続が動き出しても、最内で我慢して手応え良く直線へ。直線、前の勝ち馬が抜けたところを2着馬とともにジワジワと伸びてきたが、ゴール前際どくなったものの、勝ち馬から0.1秒差の4着同着でゴール。最後は決め手がない分、競り負けてしまったが、古馬になってスピードが付いてきており、11番人気でもこれくらいは走れる力は当然あった。

田中勝騎手　「うまくレースができたと思う。なかなかこういうレースはできないからね。もう少しだったんだけど…惜しかった。」（競馬ブックより）

2回中山2日目/1回阪神2日目/2回小倉2日目

中山記念 ｜阪急杯 ｜虹の松原特別

ビシャモン後方から伸び切れず11着　3歳未勝利

　まずまずのスタートから前には行かず後方からの競馬。勝ち馬がテンから速い入りも２コーナーを周って落ち着き緩みない展開。やや縦長の展開を中団後方につけると、馬群がバラけてきた４コーナーで最内に入り直線へ。直線、内ラチ沿いをジワジワと伸びてはいるが、前も止まらず、勝ち馬から2.4秒差の11着でゴール。後方から進めて直線ではこの馬なりに良く伸びているほうだが、まだまだレース慣れが必要。それでも少しずつ前進はみせており、次に繋げる走りができた。

サモン内から鋭く伸びて5着　3歳未勝利

　なんとか形をつけたスタートで内々の中団後方から。緩みない流れで縦長の展開になると、やや混み合った馬群の中でうまく折り合い虎視眈々。勝負所で後続が動き出し、外々を周っていく中、前の馬の手応えが怪しく動くに動けず、最内の後方のまま直線へ。直線に入って前の馬がバラけて進路ができると、最内をスルスルと上がっていき、坂を上ったところで上位に迫ったが、勝ち馬から0.4秒差の5着でゴール。うまく流れに乗れず、たまたま展開が向いた感じもあるが、直線で馬場のいい内を伸びてきた脚は見所があった。前走からマイナス20キロも、むしろ馬体がすっきりした感じで、前走からしっかり変り身を見せてくれた。

平野騎手　「小さな馬ですし、前半は内々で無理しないように乗りました。最後はよく伸びましたし、いい瞬発力を持っていますね。これでもう少し体が増えてくれるといいんですが。」（競馬ブックより）

ブラボー直線での伸び欠き11着　4歳上500万下

　ポンと好スタートを切ると、少し動かして好位をキープ。ペースが速く、いつものように脚をためて直線に備えようとすると、縦長の展開を中団後方まで下げて直線へ。直線、馬群の中から追い上げようとしたが、多少窮屈なところがあったのか前走のような伸びはなく、勝ち馬から1.5秒差の11着でゴール。人気にはなったが、中1週の競馬が続いて決して条件は良くはなかった。

チャンプ後方からロス大きく14着　糸島特別

　五分のスタートもスッと抑えて後方からの競馬。やや緩みない展開を後方3番手から仕掛け所を伺っていたが、３コーナーで後方の馬に先に動かれてしまい、後方に置かれてしまい直線へ。直線で横に広がった集団の更に外に出して追い上げにかかったが、ロスが大きく、勝ち馬から1秒差の14着でゴール。チャンプの後ろにいた馬が馬群を割って4、5着に来たことを考えれば、外を回ったロスが大き過ぎた。滞在競馬で状態は良かっただけに、直前での乗り替りが響いた感じ。