メジロライアン函館競馬場レポート
2008年8月10日、昨年に引き続いてメジロライアンが横山典弘騎手を背に函館競馬場に登場しました。特に、今年は函館競馬場が今開催を最後にスタンドの全面改修に入ることもあって、多くのファンが訪れました。その中でのメジロライアンの登場とあって、かなりの大盛況となりました。今回は不肖管理人も函館競馬場に行ってまいりましたので、簡単にその模様をご紹介したいと思います。
昨年と違い、今年は事前にメジロライアンに横山典弘騎手が騎乗して芝コースを走ることが、事前に発表されているので、これを目的に函館競馬場に来られた方もいらっしゃるのでは。
午前中最後のレースとなる第3レースがスタートすると、メジロライアンがさっそくパドックに入場。パッと見て、昨シーズンまで種牡馬だったとは思えない引き締まった馬体です。ゼッケンは宝塚記念のときに付けていた1番。
久々にパドックに入って興奮したのか、しばらくして馬っけを出したメジロライアン。引いていらっしゃる方も元気だな〜と驚いていたようです。
さすがに21歳という年齢を感じますが、雰囲気は現役時代のライアンそのままで、もちろんモヒカンも健在です。
周回を重ねるうちに、いい感じで気合が乗ってきましたが、依然馬っけを出したまま。元気がありすぎます。
昼休みに入り、人が集まってきたところで、須田鷹雄さんの進行でイベントが始まりました。簡単なメジロライアンの経歴などの紹介のあとに、奥平真治元調教師からは、函館でデビューしたときのメジロライアンの想い出などをいろいろとお話してくださいました。
大勢の人たちがパドックに集まり、ちょっとうるさいところを見せ始めたライアン。本当に元気です。
そして、いよいよメジロライアンに横山典弘騎手が騎乗します。この日は来場者に対して、横山騎手からのうちわのプレゼントもあり、イベントの盛り上げに一役かっていました。さすが重賞通算100勝達成ジョッキーですね。
昨年以来の1年振りの騎乗となる横山騎手もメジロライアンの乗り味をしっかり噛みしめているようです。それにしても、横山騎手にはメジロライアン、メジロライアンには横山騎手が本当に良く似合います。
パドックを2周すると、いよいよ本馬場入場です。横山騎手もライアンもかなり気持ちが入ってきているようです。ただ、依然ライアンは馬っけ出してました・・・。
メジロライアンが本馬場に入場し、横山騎手がライアンにゴーサインを出すと、待ってましたとライアンも一気に走り出しました。
ライアンの乗り味に横山騎手も感心したのか、うほぉ〜と声を出しながらゴール前から直線入り口へ向けて、一気にキャンターで駆け抜けていきました。現役と見間違えるような走りっぷりです。
2000Mスタート地点につくと、ターフビジョンでライアンが勝った宝塚記念のレース映像が映し出されました。それが終わると、今度はゴール方向へ向かってのキャンター披露。ファンの声援も最高潮です。
キャンターを終えると、ライアンと横山騎手は1コーナーからゆっくりとゴール付近へ。
すると、横山騎手がライアンの上で立ち上がり、人差し指を空へ大きく突き出しました。ライアン最高!
そして、そのままゴール前のファンの近くへ。
ファンの前で、再びライアン最高!
ライアンと横山騎手がゴール前で立ち止まると、スタンド側に近づき、ファンにあいさつするような感じに。たくさんのファンがライアンに声援を送りました。
そして、無事大役を終えたメジロライアン。ここで横山騎手の「デットーリジャンプ」がありましたが、気を抜いてしまって写真を逃してしまいました。それにしても、メジロライアンの本当に素晴らしい走りでした。
当日の函館競馬場では、最終レース後もメジロライアンとの口取りの記念写真、パドック・馬場開放などのイベントがあり、多くの人がしばらくお休みする函館競馬場を惜しむようにイベントを楽しまれたようです。
最後に、簡単ではありましたが、函館まで行けなかった人にも雰囲気がわかるようにレポートを作ってみましたが、いかがだったでしょうか。今後も可能な限りこういった形でレポートできたらと思いますので、掲示板などで感想お待ちしております。
(2008年8月20日)