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メジロパーマー新潟競馬場レポート

 2010年5月8日、新潟大賞典が行われる新潟競馬場にメジロパーマーが登場しました。パーマーが新潟競馬場を訪れるには平成4年に新潟大賞典を勝って以来、実に18年振りとなります。重賞レースがあるということで、多くの競馬ファンが集まり、パーマーの展示も大盛況となりました。不肖管理人も新潟競馬場に行ってまいりましたので、簡単にその模様をご紹介したいと思います。

新潟競馬場

 北海道のメジロ牧場で悠悠自適の生活を送っていたメジロパーマーが新潟競馬場に登場です。23歳と年齢が年齢だけに新潟までの長旅が非常に心配だったのですが、無事に新潟競馬場に到着し、新潟大賞典当日のお披露目を迎えました。

メジロパーマー号展示と映像で振り返る名シーン(12:00〜)

 4Rの終了前からウイナーズサークルは黒山の人だかりで、定刻になるとパーマーの主戦騎手だった山田泰誠元騎手と阿部幸太郎(アベコー)氏が登場。山田泰誠元騎手を公の場で見るのは久しぶりかもしれません。

 パーマーの簡単な経歴が紹介されると、どこからともなく、マスターズゴルフのテーマ曲「オーガスタ」が流れてきました。パーマーの名前が名ゴルフプレイヤーのアーノルド・パーマーから名づけらていたことから、今回のパーマーの入場曲として選ばれたそうです。パーマーも知ってか知らずでか、凛々しい顔で入場です。

 ただ、ウイナーズサークルという狭いところで、多くの人に囲まれている状況では、落ち着くというのが難しく、激しくイレ込んでいたようでした。

 大きくクビを振りながら、我慢できずに、変顔です。
 今年で23歳になり、人間でいうと70歳を超えているとはとても思えませんね。

 この日は日差しが強く、正午あたりはかなり温度が上がってましたので、涼しいところに戻りたくなったのか、少し嫌々な感じを醸し出しています。

 みんなが昔のパーマーの雄姿をターフビジョンで振り返っているのが、面白くないのか・・・

 やっぱり変顔です。

 それでも、時折みせる、凛とした顔は、現役時代を思い出しているのか、現役の競走馬のそれと変わりがありません。さすが、春と秋のグランプリを両方とも勝ったG1馬ですね。

 20分程度でしたが、パーマーは無事お役目を終えて退場です。暑い中、本当にお疲れ様でした。

メジロパーマー号展示と記念撮影会(16:10〜)

 最終レース終了後に今度はパドックでのお披露目となります。そして、抽選で運良く選ばれたファンの方々はパーマーと記念写真の撮影ができるということで、当選した方々にとっては、とてもステキな思い出になったでしょうね。
 お昼のときとは変わって、落ち着いていました。

 ただ、ヤンチャなところを見せる時もあり、これもパーマーらしいなと思いました。

 最終レース終了後の遅い時間にもかかわらず、多くのファンの方が残ってくれたようです。できれば、お昼も広いパドックでやってくれたら、多くのファンに見てもらえたような気がしました。
 それと、現役馬の横断幕に混じって、朝からパーマーの横断幕が何本かありました。パーマーの人気、未だ衰えずですね。

 パドックでは、引き続き登場の山田泰誠元騎手と、現在、メジロ牧場でメジロパーマーの面倒を主にみている古賀末徳氏が、パーマーの思い出などについてお話になっていました。

 これで簡単に終わるパーマーではありません。いきなり鳴いたと思ったら馬っ気を出し始めました。パドックに入って興奮したんでしょうか、2年前のライアンのお披露目と同じですね。

 23歳と高齢なんですが、もう、元気一杯のところを見せまくりです。これならパーマーもしっかり長生きしてくれそうですね。

 お昼と併せて1時間ほどの時間でしたが、パーマーファンにとっては素晴らしい時間だったのではないでしょうか、これから更に高齢になると輸送するのが難しくなり、今回がギリギリのタイミングだったかもしれませんね。
 こういった機会を提供していただいた、メジロ牧場及びJRA新潟競馬場の関係者の皆様には感謝ですね。
 最後に、簡単で申し訳ないくらいのレポートでしたが、いかがだったでしょうか。掲示板などで感想お待ちしておりますので、よろしくお願いします。(2010年5月10日)

 今回は動画も用意してみました。1分弱ですが、動くパーマーもご覧ください。

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