2008年生リスト
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Mejiro Myojin

メジロミョウジン

牡 鹿毛 2008年3月31日生 洞爺湖町 メジロ牧場
メジロミョウジン
所属 美浦 大久保洋吉厩舎

 メジロティモン、メジロジェラルドの半弟で活躍が期待される一頭。父がタイキシャトルに変わるが、相性は良さそうで兄たち以上の活躍が期待される。

メジロミョウジン
2010年4月15日メジロ牧場で撮影

兄たちよりもシャープで素軽い走り

 市川厩舎長によると、半兄のジェラルドは力強い伸びやかなフットワークでしたが、ミョウジンはシャープで素軽い走りを見せるそうです。まだ、子供っぽいところがあるそうですが、ビクトリアの仔は全般的にいい仔が多く、スイッチが入るといい走りをみせてくれるそうです。気性が少し細かいところがあり、そこがしっかりしてくればと期待しているそうです。

5代血統表

タイキシャトルUSA
栗毛 1994
Devil's Bag
黒鹿 1981
Halo
黒鹿 1969
Hail to ReasonTurn-to
Nothirdchance
CosmahCosmicBomb
Almahmoud
Ballade
黒鹿 1972
HerbagerVandale
Flagette
Miss SwapscoCohoes
Soaring
Welsh Muffin
鹿 1987
Caerleon
鹿 1980
NijinskyNorthern Dancer
Flaming Page
ForeseerRound Table
Regal Gleam
Muffitys
鹿 1982
ThatchForli
Thong
ContrailRoan Rocket
Azurine
メジロビクトリア
鹿毛 1996 4勝、障害1勝
牝系図
アフリートCAN
栗 1984
Mr.Prospector
鹿 1970
Raise a NativeNative Dancer
Raise You
Gold DiggerNashua
Sequence
Plolite Lady
鹿 1977
Venetian JesterTom Fool
Venice
Friendly WaysGreen Ticket
Ways to Learn
メジロディッシュ
黒鹿 1982 8勝
モガミFR
青鹿 1976
LyphardNorthern Dancer
Goofed
No LuckLucky Debonair
No Teassing
メジロマシュウ
鹿 1973
シャトーゲイUSASwaps
Banquet Bell
アサマクインライジングフレームIRE
マイラブ[12]
【クロス】 Northern Dancer M5 * F5

父馬

タイキシャトルUSA
〔ヘイロー系〕 種付け時14歳

 日仏13戦11勝。現役時代はジャック・ル・マロワ賞、安田記念やマイルCS(2回)などマイル戦で圧倒的強さを見せた。1999年から種牡馬として供用されると、初年度からウインクリューガー(NHKマイルC)を送り出し、2年目の産駒からもメイショウボーラー(フェブラリーS)などの重賞勝ち馬を出した。非社台系の種牡馬としてリーディングの上位へ食い込む。2009年JRAリーディングサイヤー第15位。

 名マイラーのタイキシャトル産駒は父のスピードを受け継ぎ、芝ダート問わずマイル前後でその力を発揮しています。ただ、牝馬に限っては1200に偏りをみせていて、牡馬は逆に1200から2000くらいまで満遍なく勝ち星をあげています。メジロではメジロラフィキが芝2000Mで2勝をあげていますが、これは母系がスタミナ色が強いからかなと考えています。マイルの重賞を勝っているメイショウボーラー、レッドスパーダはいずれも母父ストームキャットで、中距離で勝ち星をあげているドリームサンデーは母父ブライアンズタイムですから、まんざら間違いではなさそうです。そこで母ビクトリアについて考えてみると、自身は中距離で勝ち星をあげているものの、血統的にはマイル以下という感じなので、短い傾向が出そうな気がします。

母馬

メジロビクトリア
〔アサマクイン系〕 種付け時12歳

 40戦5勝、うち障害1勝、初風特別、三面川特別。現役時代は2歳から6歳まで息の長い活躍をみせ、障害でも1勝をあげた。3歳時はエリザベス女王杯にも出走して、メジロドーベルの先導役を務めました。引退後は繁殖に上がり、これまで4頭の産駒を送り出していますが、その中の1頭のティモンが3勝を上げて一躍注目の繁殖牝馬となりました。本馬は5番仔。

 ティモンの活躍で注目を集めているビクトリア産駒ですが、半兄のジェラルドがなかなか勝てず、ヤキモキさせています。ビクトリアの産駒は種牡馬の雰囲気をもった産駒が多いように感じます。ティモンはいかにもフレンチの仔っていう風体で、ジェラルドはギムレットらしくキリっとした感じでした。それで相性という意味では、やはり勝ち星をあげているフレンチデピュティのほうが良かったと言えます。タイキシャトルもどちらかといえば、筋肉質でフレンチに似たタイプだけに活躍を期待したいところ。ただ、アフリートのところでも書いてますが、アフリート産駒はアベレージヒッターで大活躍というような産駒は少なく、母系に入っても同様な感じがします。

兄弟姉妹

No.生年写真馬名毛色成績所属厩舎
12003年メジロジオムビーメジロジオムビー
Mejiro Giambi
鹿毛フレンチデピュティUSA
〔ヴァイスリージェント系〕
3戦0勝。大久保洋吉
(美浦)
2004年不受胎サクラバクシンオー
〔テスコボーイ系〕
22005年メジロティモンメジロティモン
Mejiro Timon
栗毛フレンチデピュティUSA
〔ヴァイスリージェント系〕
19戦3勝、現役。ダート中距離で後方一気の競馬で勝ち星をあげる。大久保洋吉
(美浦)
32006年メジロバイスメジロバイス
Mejiro Vice
鹿毛シンボリクリスエスUSA
〔ロベルト系〕
1戦0勝、地方0勝。大久保洋吉
(美浦)
42007年メジロジェラルドメジロジェラルド
Mejiro Gerald
黒鹿毛タニノギムレット
〔ロベルト系〕
10戦0勝、現役。なかなか勝ち切れず、休養に入って立て直しを図る。大久保洋吉
(美浦)
52008年メジロミョウジンメジロミョウジン
Mejiro Myojin
鹿毛タイキシャトルUSA
〔ヘイロー系〕
本馬。大久保洋吉
(美浦)
2009年種付けせず
2010年4月28日現在

大久保洋吉厩舎(美浦)

 メジロの関東主戦厩舎。メジロドーベル、メジロダーリング、メジロファラオなど数多くのメジロの重賞勝ち馬を管理する。使って馬を仕上げていくタイプの調教師で坂路主体の調教で結果を残してきている。メジロの2歳馬も最多の6頭を管理するが、一昨年あたりから成績が伸び悩んでいる。主戦は所属騎手の吉田豊騎手で、他に小野次郎騎手、中舘英二騎手、柴田善臣騎手、関西では藤田伸二騎手の起用が多い。

出走数1着2着3着4着5着着外勝率リーディングメジロ成績メジロ勝率
2009年3232323262320208.07150位3-6-1-3-2-46.049
2008年3162123231716217.06657位5-2-3-1-2-30.116
2007年3193226222126192.10015位7-4-6-4-6-28.127
2006年3453437373236169.09915位8-7-5-6-7-39.111
2005年2592931251718139.11220位10-9-6-3-4-34.151

馬名の由来

 新潟県の山、明神山(ミョウジンヤマ)より。全国に明神山という名前の山は多く、ほとんどが神社などの山岳信仰が盛んなところとなっています。