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入れ込む面はあるが素軽い動き

　小さくて入れ込みやすい馬だそうですが、落ち着いていれば、乗りやすく、しっかり走ってくれるそうです。素軽い動きをしているので、血統的に考えても、芝の短いところが良さそうとのこと。順調に進んでいるそうですが、入厩は今後の内容次第ということです。

★育成担当者コメント「長期にわたり携わっているので頑張ってもらいたい。」

５代血統表

スウェプトオーヴァーボードUSA 芦毛　1997	End Sweep 鹿　1991	Forty Niner 栗　1985	Mr.Prospector	Raise a Native
				Gold Digger
			File	Tom Rolfe
				Continue
		Broom Dance 鹿　1979	Dance Spell	Northern Dancer
				Obeah
			Witching Hour	Thinking Cap
				Enchanted Eve
	Sheer Ice 芦　1982	Cutlass 鹿　1970	Damascus	Sword Dancer
				Kerala
			Aphonia	Dunce
				Gambette
		Hey Dolly A. 芦　1974	Ambehaving	Ambiorix
				Dentifrice
			Swift Deal	Native Charger
				Miss Barter
メジロルバート 鹿毛　2003　0勝	メジロライアン 鹿　1987　7勝	アンバーシャダイ 鹿　1977	ノーザンテーストCAN	Northern Dancer
				Lady Victoria
			クリアアンバーUSA	Ambiopoise
				One Clear Call
		メジロチェイサー 鹿　1977　3勝	メジロサンマン	Charlottesville
				パラディシアGB
			シェリルFR	Snob
				Chanel
	メジロラモーヌ 青鹿　1983　9勝	モガミFR 青鹿　1976	Lyphard	Nothern Dancer
				Goofed
			No Luck	Lucky Debonair
				No Teasing
		メジロヒリュウ 鹿　1972　4勝、障害1勝	ネヴァービートGB	Never Say Die
				Bride Elect
			アマゾンウォリアーUSA	Khaled
				War Betsy[9-f]

父馬

スウェプトオーヴァーボードUSA

　現役時代はアメリカでメトロポリタンH、エンシャントタイトルBCHなど20戦8勝の成績で引退、2002年にエンドスウィープが死亡したこともあって、直仔である同馬が後継種牡馬として日本に輸入された。2003年から供用され、2009年にアーバンストリートがシルクロードSを勝ち、初重賞制覇を飾るなど徐々に成績を上げてきている。2009年JRAリーディングサイヤー第30位（2009年JRA2歳リーディングサイヤー第11位）。

　基本はフォーティナイナー、エンドスウィープと繋がるスプリント血統で、産駒も同様の成績を示しています。仕上がりの早いところをみせて2歳戦から活躍していますが、古馬になっても成長力をみせています。また、父のエンドスウィープがラインクラフト、アドマイヤムーンに代表されるようにサンデー系牝との相性が良かったこともあり、父同様の傾向が見られます。3歳のキョウエイアシュラは母父アンバーシャダイと本馬と近い血統ということもあり、本馬も2歳戦から活躍が期待されますが、距離もやはり1200Mあたりがベストになりそうです。

母馬

メジロルバート

　現役時代は2歳戦から2着3着とあと少しの競馬が続き、未勝利戦終了後も中央で走り続けたが、結局は11戦0勝で引退となった。2007年から繁殖に上がり、メジロライアンとメジロラモーヌの産駒ということで繁殖牝馬としての期待は大きい。本馬が初仔となる。

　初仔ということでどのような産駒がでるか様子を見る感じですが、ラモーヌの曾孫であるフィールドルージュがＧ１（川崎記念）を勝っているように、活躍するだけの下地はできているはずで、初仔から期待したいところ。母父メジロライアンで最も活躍しているのが、現役のアウトクラトール（父サクラバクシンオー）がオープンと、母父としてのメジロライアンはこれからで今後も成績を伸ばしていきそう。

兄弟姉妹

No.	生年	写真	馬名	性	毛色	父	成績	所属厩舎
1	2008年		メジロツボネ Mejiro Tsubone	牝	芦毛	スウェプトオーヴァーボードUSA 〔ミスタープロスペクター系〕	本馬。	高木登 （美浦）
	2009年			牝	鹿毛	アグネスデジタルUSA 〔ミスタープロスペクター系〕

高木登厩舎（美浦）

　調教助手から調教師に転身し、2007年から引退した奥平真治元調教師の厩舎を引き継ぐことに。1年目こそは勝ち星が伸びなかったが、2年目からは一気に勝ち星を伸ばし、昨年はリーディング100位以内に食い込んできた。メジロの主戦厩舎であった奥平真治厩舎を引き継いだこともあり、毎年メジロの馬が入厩しており、昨年は3勝をあげています。騎乗依頼は吉田隼人騎手、吉田豊騎手、的場勇人騎手、田中博康騎手、蛯名正義騎手が多く、中でも吉田隼人騎手と蛯名正義騎手が抜けた勝率をあげています。

年	出走数	1着	2着	3着	4着	5着	着外	勝率	リーディング	メジロ成績	メジロ勝率
2009年	279	17	11	18	14	20	199	.061	90位	3-2-4-4-2-11	.115
2008年	234	15	11	7	16	19	166	.064	-位	0-2-3-2-4-8	.000
2007年	139	5	5	11	9	12	97	.036	-位	0-0-3-2-2-12	.000
2006年
2005年

馬名の由来

　三重県の山、局ヶ岳（ツボネガダケ）より。ピラミッド形の山姿から「南伊勢の槍ヶ岳」とも呼ばれる伊勢三山の一つである。