追悼、メジロパーマー
2012年4月7日午後、有馬記念と宝塚記念の両グランプリを制したメジロパーマーが心臓麻痺のため、繋養先であるレイクヴィラファームで息を引き取りました。2週間ほど前の3月21日に誕生日を迎えたばかりの25歳でした。メジロ通信では、メジロパーマーに追悼の意を表し、これまで管理人が撮影してきたメジロパーマーの写真をご紹介します。
メジロパーマーに最後に会ったのは、昨年のメジロライアンのお披露目が函館競馬場で行われた翌日の8月1日でした。メジロパーマーは、まだ朝露の残る早朝、広い放牧地をゆったりと歩いていました。
そのときは24歳とは思えない元気な姿を見せてくれていて、これが最後になるとは全く思っていませんでした。
自分が競馬に興味を持つようになったキッカケはメジロマックイーンだったのですが、その同期で個性的な大逃げを見せてくれたメジロパーマーの雄姿は、今でもハッキリと覚えています。特に、天皇賞、有馬記念と続くダイタクヘリオスとの壮絶な逃げ争いは、「それ行け、パーマー!」とかなり熱くなったと思います。稀代の逃げ馬の2頭の競り合いは本当に見ごたえがありました。
同期のメジロマックイーンには一度も勝てなかったメジロパーマーでしたが、メジロマックイーンにも勝るとも劣らない衝撃と感動をファンに与えてくれました。
その当時はデジカメなるものもなく、写真を撮ることも、メジロ通信も開設していないときでしたので、メジロパーマーの現役時代を記録したものは何もありません。
だから、そのちょっと寂しい、そんな気持ちが今のメジロ通信を形作っているのかもしれません。
パーマーの偉大さは、管理人が語るまでもなく、記録やみなさんの記憶に残っているはずです。でも、管理人として一言言わせていただけるなら、
天国のパーマーにこう伝えたいと思うのです。
ありがとう、メジロパーマー